紫水会は東北帝国大学鉱山学科,東北大学鉱山学科,鉱山工学科,資源工学科,地球工学科,機械知能・航空工学科エネルギー・環境コースの卒業生・各大学院修了生,および大学院環境科学研究科の一部の修了生を中心とする同窓会組織です。

January 19, 2007

会員寄稿-「“新婚さんいらっしゃい”とファジー理論」

平成9年3月2日
“新婚さんいらっしゃい”とファジー理論
嶋 田 達 朗
 「日曜日の昼、“新婚さんいらっしゃい”を見ながらビールを飲むのが楽しみです」と言うと、「いい年して、あんたも好きねー」と言う様な、変な視線を感じます。
しかし、私はもともとトーク番組が大好きなんです。タレントの話も、専門家の話も好きですが、極く普通の人の体験談が特に貴重だと思うんです。事実をもとにした話から、新しい事を“知る”と感激しますし、結婚に至るまでの苦労話しに“涙する”事もあります。平成9年2月23日(日)の“新婚さんいらっしゃい”を見てたら、神戸大学の大学院生で数学を専攻している人がでていて、実に見事に「ファジー理論」を説明してくれました。しかも、“ファジー理論(fuzzytheory)”と言うキーワードを一切使わないで・・・・・。
“ファジー理論”と言うと、日本語では“曖昧理論”と訳しますが、これは「無責任な発言をして、結論を出さない、又は結論を出すのを妨害する」と言う、上司として最低の“ファジー=無責任発言”と言うことでは無いのです。
むしろ、2進法(yes or no)で行き詰ったとき、結果として何が最も重要かを判断し、保留したまま次の段階に進むこと、つまり2進法では絶対に結論が出せない問題を解決する、数学的手法なんです。
その神戸大学の大学院生は例題として、「ケーキを2人で分ける場合、最も良い(合理的)方法は何か」と言うものです。正解は「Aの人がナイフを入れ、Bの人が好きな方を取る」のだそうです。ナーンダと思われる人も居るかも知れませんが、“絶対的な公平さ”を求めても不可能な場合、(ケーキを2つに分ける場合、A部分とB部分の重さを同じにする事は難しく、許容誤差を大きく取っても、カステラ、チョコレート、クリームの部分の厚さがAとBとで同じという前提が無い事等々)AとBの人が、お互いに“満足”する事を優先にして問題を解いたのです。これが「ファジー理論」なんです。良く経理屋さんと論議するんですが、「経理と数学は違う」と言う人が居ますが「ファジー理論」まで含めると、経理は数学の一部です。

皆さん、ほとんどの方が結婚して居られますね、「ファジー理論」のお陰である事をお忘れ無く。これから結婚する人も参考にしてね。                           以 上

Posted by jimukyoku at January 19, 2007 10:33 AM